2017年 06月 22日
分度器から知る |
長いよ?この話
「明日、分度器で角度を測るテストがあるのですが…
おちびさんの理解度がちょっと…なのでお母さん見ていただけますか?」
久々に学校からお電話
どこの目盛りを見たら良いの?
どっちから数えたらいいの?
ひと目盛りがいくつ?
あー、ナルホド
この小さな中に情報がありすぎるのね
目盛りについてはグラフで引っかかり、つきっきりで読み方を教えて理解したかと思いきや
形が変わると振り出しに戻るのかー
そーかー
時計の目盛りは1つずつなのに、グラフは1つで2つ分だったり5つ分だったり
混乱するよね
形が変わると振り出しに戻るのではなくて
初めてのことになるんだな、きっと
認知特性のチェックシートが、おちびの取説
それのおかげで、少しおちびの頭んなかを理解したり共感できるようになったかな
おちびにあった声かけ、説明、指示出しの繰り返し
手探りかつTry&Errorの毎日
余裕があるときはいいのだけど
未熟な母はこれがなかなか…
何遍言わせるんじゃーー!とすぐ般若
道具選びも重要
こんな分度器あるんだね
今はネット検索していろんな情報を入手できるし
買い物だって1Clickで翌日には手元に来る
時代に救われてると思う瞬間
とりあえずこの分度器でやってみよっか
円は360度、半分だと180度、直角は90度
この辺は解る
分度器の当て方は解るけど、読めない
で、いろんな角度を書いて反復練習
まっすぐの横の線に対して縦の線が90度より右なのか左なのか(大きいか小さいか)
そこで目見当つけてから目盛りを見るようにしたら?と促してみたら
どこを見たらいいのか解るようになって(よっしゃ)
目盛りも見るのはこことここだけと決めて
私「こっちは1目盛り1つだけど、こっちのは数字と数字の真ん中に目盛りがある。ということは〜?」
おちび「半分!」
私「つまり〜?」
おちび「5つずつか!」
と、誘導
ここまで自力で答えることができると俄然楽しくなるようで
このタイミングで反復するのが大事
例題、できるできる
ついでに三角形のヒミツも
「おもしろい!」
しめしめ
言わしたった
おもしろかったら大成功(よっしゃよっしゃ)
自尊心に乏しいおちびの場合、褒められるのも良いのだけど
“自分で気が付いた、自分でできた”という体験がポイントなよう
これを教える側が理解してないと…なんだよね
私は“お勉強ができるようになる”ことより、苦手なことが何か分かったり、それをクリアする手段の抽斗を増やすことを、今は学習した方がいいような気がして
順序としてね
だからおちびのとーちゃんが
「暗記させればいいんだよ。」
と言ったとき、激しく違和感で
“分度器の使い方がわかればいい”ってことじゃないと思うんだよねえ
小さな成功の積み重ねや、それをおもしろいと感じることを体験してもらいたいのよ
分度器は、ただの事柄にしかすぎないのだよ
分度器の話から、こんないろんなことが見えるなんて
さすがいろんな角度を測る道具…ってなんの話・笑
by sasaburou
| 2017-06-22 23:04
| おちびまわり